青猫文具箱

青猫の好きなもの、行った場所、考えた事の記録。

元ガジェットオタク的スマホ愛ノ追憶。

全てはHT-03Aから始まった。

日本にiPhoneのビックウェーブが襲ってから約1年後。

2009年7月「ケータイするGoogle」をキャッチコピーに日本初のGoogle Android OS搭載モデルが登場しました。その名も「HT-03A」。

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アナログ文房具もデジタルガジェット(小型電子機器)も「小さいことはいいことだ」を標榜している自分は、HT-03Aに一目惚れでした。

手のひらに収まるちまっこいフォルム。微妙な感度のタッチ画面を補完するトラックボール。野暮ったくレトロ感を醸し出す物理キー。

巷ではiPhone3Gがチヤホヤされる中ひっそり発売し、割とすぐ一括0円販売になり学生でも手が届いたのは幸運でした。

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ZenFone2さんと一緒にパチリ☆この頃Androidのバージョンは1.5なので、現在のLollipopな5.Xとは隔世の感があります。

 

スマートブックと呼ばれた君。

スマホで出遅れ、某社が「三大キャリアのオワコンといえばwww」と冷笑される中、満を持して発売されたAndoroid端末、それが「IS01」です。

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スマートフォンじゃなくてスマートブック。まさかの最初から変化球。

でもさすがの深澤直人デザインで、手帳のような重さと見た目、抜群の触り心地とパステルブルーな見た目に一目惚れ。というか、これ持った結果紙の手帳を持ちたいなーと思う逆流現象が起きました。

端末発表はIS01の方が早いのに、デザインと通信以外同スペックのDocomo「SH-10B」が先に発売されるという不遇。でもそのストーリーすら愛おしかった。

その後スマホが大画面化を辿ったを考えると生まれる時代が早すぎたんじゃないですかね。ワンセグや動画見るには便利でした。

 

AndroidよりWindowsの方がワード読めるし便利なんじゃね?スライド式キーボードは乙女の夢だよね!と、IS01とほぼ同時発売のIS02にも手を出したことがあります。

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Windows PhoneじゃないWindows Mobileです。

するっとスライドするとやっぱりなんか嬉しいし、フルキーボードで両手ぽちぽち打つのも楽しい。白キーボードが清楚できゃわわ。フリーズして再起動とか問題になりません。

あとiPhoneユーザーから「なにそれ笑 ウィルコムのW-ZERO3?」と半笑で言われたのも今はいい思い出。いやIS02薄いから。 

そういやIS01やIS02の回線契約が、後にGN祭りやiPhone祭りのMNP弾になってしまったなんて悲劇もありました。よよ落涙。

 

ありあたんが孤独を癒す。

途中ロストしたら損害はんぱないしなー初期不良も怖いよなーと、初めて端末の海外輸入を検討したのが「小さい。軽い。楽しい。」をキャッチコピーに世界20カ国以上で絶賛された「HTC Aria」。結局日本もイーモバイル(源ワイモバイル)から出ましたけれども。

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手のひらにしゅたんと収まり、孤独な人々の所有欲を満たす歌姫ありあたん。名前が最強ですよねありあたん。クレジットカード(85.9mm×54.2mm)よりちょっと大きいくらい(103.8mm×57.7mm)のサイズ感。

人々から隠すように手のひらで覆って愛でるには最高のミニマム感でした。きゃわきゃわ。あとFLASH LITE対応のAndroid2.2です。めためたな使い方しないけどそれでも1.Xと2.Xの境目はさすがに大きかったと思うんです自分の中で。

 

日本をぺりあたんが席巻する。

ちょっと前後しまして。2009年11月、ソニーモバイルコミュニケーションズ(旧・ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ)からXperiaシリーズが発売。Xpera X10を皮切りに、Xperiaシリーズのarc、PLAY、acro、miniが次々発売されます。

そんな中、自分が手に取ったのが2012年3月発売の「Xperia acroHD」。

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WiMAXやLTE対応端末が出始める中、どうしても最後に3G通信対応のスマホが欲しかったのですよー契約プラン的に。

体感的にOSのチューニングがいい感じだし、ちょっとずっしりした重みと背面のマットでフィットするカーブにキュンキュンしました。自分の中ではここら辺から「iPhoneと戦える端末」です、まぁ異論はあると思うのですけれど。

Xperiaシリーズ、Zになってから大型化して行って片手で操作できなくなるし、角ばったフォルムになってちょっと使いづらい...こともないけれど可愛さは無縁になっていくので、デザイン的な可愛さでいうと今もこれが一等。RAYもいいですけどねー。

Zのシャープでガラスちっくな感じは別枠で好きです。

 

INFOBARのキュート感は面倒くささを凌駕する。

たまに面倒臭さって可愛さと比例します。そう、面倒臭いは愛おしさのスパイスです。

「ねぇなんで方向キーを物理キーにしなかったの?」と問いつつ、フォルムのあまりにキュートでポップな装いに、何もかも許したくなる端末といえば「INFOBAR C01」。

見よこの可愛さを。

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もうなんかすべてを許しちゃいますよね。「なぜ君はフィーチャーフォンのストレートタイプじゃダメだったの」と30回くらい思いつつも購入しちゃいますよね。ありていに言えばきゃわきゃわ。日本輸出のKAWAII!てやつ。

カラーリングはチョコミントもいいけれど断然NISHIKIGOI派です。

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タイルのように美しく柔らかなフォルムですべての人の目を和ませるINFOBARシリーズ。なぜかこの最大の特徴とも言えるタイルキーを採用しないINFOBARもありました。

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まーその分、たゆんたゆんスクロールして人々の心を和ませるiida UIを搭載して世界平和に貢献してたのでそれもまた善なりですけども。チョコタイルで今もたまに遊ぶ。

でもやっぱり自分ぽちぽちとあの押しにくくも多幸感をもたらすタイルキーが好きなんだよなー。

 

BBよ永遠なれ。

オバマ大統領が使ってると話題を呼び、日本でも熱心なコアユーザーを抱え、一方で販売キャリアが熱を入れて宣伝しなかったのもあって実は名前を知らない人もいるらしい悲劇の「Black Berry」シリーズ。

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高嶺の花。人を寄せ付けぬ孤高の黒。限定ホワイトカラーもキャワキャワですけどね!

片手で収まる横長のフォルムとシャープな印象を醸し出す銀色フレーム。完璧なまでに整然かつ打ちやすいように凹凸に並べられたキーボード。背面のマットな質感と手触り。なんてクラシカルでインテリジェント!

これも一目惚れするにふさわしい佇まいですよね、恋しちゃいません?これだけは手に持った時、所有欲というより支配欲が湧きます。

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ZenFone2さんと一緒にパチリ☆日本市場撤退したので手に入れるには苦難が付きまとうわけですがBlackBerry Classic...欲しいな...。

 

追憶のおわりに

そんなわけで長々と送りしました、元ガジェットオタク的スマホ愛ノ追憶です。特にオチはありません。

かつてはスマホのフォルムに魅せられて半年ごと買い替えしてた気もしますが、最近ではもう滅多に買いませんねー...スマホのフォルムが似通ってきちゃって。スペックはすでにオーバー気味だし。 今は完全にアナログな文房具に心の天秤が動いちゃってます。

唐突に思い出したんですがフィーチャーフォン(ガラケー)的には「Sportio」と「MEDIA SKIN」が好きです。ちっちゃいことはいいことだ!

 

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