新しいノートって心躍りません?ノートの方向性が定まっていないから自由に書けて、真っ白な雪に初めの足跡をつけるような楽しさです。新しいノートをおろすと、それだけで気分がふわふわします。
ノートはカクリエが最愛ですが、たまに浮気します。MDノートだったりLIFEノートだったり。それぞれの書き心地や風合いを味わいたくなる。その延長線上でふと、オーダーメイドで自分だけのオリジナルノートをつくりたい欲求も湧きまして。よしつくろうと。
東京でオリジナルノートを作りたいと持ったときにパッと思い浮かぶのが蔵前の「カキモリ」さん。
ただ、人気でいつも混雑しているので、ちょっと躊躇してたんですよね。そんなある日、文房具ブログ「たこぶろぐ」さんの記事で千代田線の代々木公園駅にできた「HININE NOTE(ハイナインノート)」さんの存在を知りまして。
たこぶろぐ 渋谷区上原「HININE NOTE」で自分だけのノートを作る
ちょうどいいタイミングじゃない?ということで、とある平日の昼下がり、千代田線に乗ってオリジナルノートを作ってもらいに行って来ました。
HININE NOTE
千代田線は代々木公園駅(代々木八幡駅も近い)から徒歩6分ほど。その工房はあります。
ガラス窓にはそのものずばり「オリジナルノートつくれます」の一文。元々印刷会社で、工房は2016年2月にオープンしたばかり。
HININENOTE Hinine Note - Facebook
HININE NOTE (@HININE_NOTE) | Twitter
オリジナルノートのオーダー方法は、
- サイズ(B5かB6)
- カバー(表紙と裏表紙)
- 製本の仕方(リングorテープ)
- 中紙(9種類の紙質から、無地・罫線・方眼)
を選ぶ形。好みに応じて、留め具(丸タックorゴム)やオプション(封筒orポケットorカレンダー)をつけることもできます。オリジナルノートを作れるお店は数あれど、テープ製本が選択肢にあるのって珍しい気が。
ちょうど他にお客さんのいないタイミングだったので、お願いして撮ったオーダー用の見本棚(微妙にピンボケ)。こちらの棚でサンプルを見ながら、自分好みのノートを考えていきます。
中紙を試し書きできるスペースもあります。万年筆で書いた時に、裏抜けや滲みがどれくらい出るかは気になりますもんねー。...思うんですけれど、 万年筆を使い出すと紙の相性を考えるようになって、それでお高いノートにも手を出すようになるので、いかにも「沼」な感じがします。こわい。
お店の方に質問しつつオーダーした自分のノートです。表紙は「ターコイズ ファーストビンテージ」、テープは「白」の組み合わせで製本していただきました。表紙がシンプルなので、お気に入りマステでデコレーションしても楽しそう。中紙は、やや淡い色合いの「OKライトクリーム 方眼」。
オーダーしてから15分ほどで完成。手に取った瞬間テンション上がります。自分用にカスタマイズされたノート。所有欲が過不足なく満たされる感じです。良い。
ノートは早速、マインドマップ用として使っています。程よい厚みで、スルスルと書けるのでなんか楽しい。
価格としては1冊千円ちょっと。リング製本でオプションつけたらもう少し行くと思います。専用のプレゼント用ケースや、期間限定の表紙もあるみたいなので、プレゼントにも良さげですねー。
HININE NOTE(ハイナインノート)
151-0064 東京都渋谷区上原1-3-5 SK代々木ビル1F
TEL 03-6407-0819 営業時間13:00〜20:00
おまけで、オリジナルノートを作れる東京のお店
オリジナルノートを作れるお店としては、表参道駅に「カキモリPop-up store」が限定オープンしたことも記憶に新しいです。
前略 カキモリより » Blog Archive » カキモリPop-up store 表参道 4月5日プレオープン、4月19日より通常営業します。
【2016/8/1追記】前略 カキモリより » Blog Archive » カキモリPop-up Store 表参道 7月31日に終了します。
"日本文化の体験"ができるちょっと大人の隠れ家的スポット「裏参道ガーデン」の2階(ちなみに写真は心逸って行ったものの休業日だったとき)。一本向こうには「文房具カフェ」「ウイングド・ウィール表参道」もありますし、この辺で文房具探すのはきっと楽しい。
蔵前のカキモリは休日混むイメージがありますが、表参道はまだ比較的ゆったり商品を見ることができます。こちらでも、蔵前と同様にオリジナルノートがつくれる他、筆記具(万年筆、ボールペン、シャープペン等)やインクを購入することができます。
裏参道ガーデンの様子を伺いに行ったとき、表参道限定の表紙で読書ノートを作ってもらいました。中紙色々選べるんですが、この読書ノートのフォーマット、可愛くてつい衝動オーダーを...!読書ノート切らしたところだったしちょうどいい(言い訳)
休日は混雑しますが、広々として筆記具が充実している蔵前のカキモリでオリジナルノートを作るのも素敵です。憧れる。蔵前って街歩きにもちょうどいいところなのでお散歩がてらまた行きたいなー。
これ以外では、神保町の三省堂書店いちのいちに「えらべる帳」コーナーがありまして、オリジナルノートを作ることができます。ほんの一角なので、HININE NOTEやカキモリほど中紙が充実しているわけではないですが、「和」に寄せた感じがちょっとそそる。
B5、A5、B6の3サイズ展開で、表紙や裏表紙に「印傳のような紙」や「革のような紙」を使うこともできます。「印傳のような紙」を表紙にしたノートはいつかオーダーお願いしてみたいなぁ。